犬夜叉サントラ(2005年音楽撰集)9

音楽撰集としてはラスト(あと二つは特別アレンジなので)。やっぱり好きだよ!アニメ犬夜叉!

32.優しさのかけら

 基本は犬夜叉のテーマ・シリアスなアレンジ。ただちょっとこれまでと比べてテンポが速いような。それに加えてかごめのテーマのようなふんわりした柔らかい楽器で構成されているので、何となくですが犬夜叉とかごめ、二人のテーマが一つになったような印象があります。

〇150話 聖者を導く不思議な光 8;53
犬夜叉「だけど、そうだとしたら…奈落の野郎は桔梗を殺し損ねたってことだ」
聖様の正体を探る一行。一体何がどうなってるのか、とてもとても気まずい状況。
 桔梗だったら…と思い悩む犬夜叉ですがそれでも一歩進んで状況を分析してる姿を見ると、視野が広くなってるんだなあと改めて感激です。

33.桔梗の心

 前半は抑え気味な琴が響きます。この琴が美しくとても淡々と進むので、白霊山あたりの落ち着いた、冷静な自分を取り戻した桔梗の外側、と感じます。
 逆に後半はとても壮大。かごめや犬夜叉との葛藤、後悔、客観視を繰り返し成長しつつある彼女の広がる内面に聴こえます。ほんの一瞬の空白がいい味わい。

〇124話 さらば愛しき桔梗よ 13:49
桔梗「犬夜叉…」
 前半後半の間の空白を少し伸ばして奈落の一撃、そこから後半通しで使うという演出。好み。アニオリで犬夜叉との思い出ショットが沢山入りますが、それがくどくないというか、かえって壮大さとマッチしていて、やっぱり何をしても様になる女性ですね。
 トンチキ系タイトルにも慣れたというか、これが無印の味だよ!!!と開き直れるぐらいにはなったというか。数十年の付き合いだものね私たち。

34.Dearst

 OPEDアレンジとしては唯一かと。原曲もただ美しいだけじゃなく情感たっぷり、それぞれが孤独に悩んでいたのが寄り添いあって朝日を迎えるという美しいED。
 メインの旋律が声から楽器になることで感情的な要素は控えめに、その分沢山の弦楽器が重なることで深みが増している感じです。

〇69話 美少女姉妹の弟子入り志願 16:51
珊瑚「娘たちの幸せを、願わない父親なんていない!」
 不器用な父。さすがにここまでの悲劇に見舞われるとは予想してなかったでしょうが、過酷な世界で思うところはあったはず。
 前向きに自分の幸せをつかむ力を身に着けて欲しい。そんな父の思いに気づけた娘。旅路の中での支えになったことでしょう。昔はただ「珊瑚ちゃん格好いい!」でしたが、今はまた別の意味で愛を感じる、大好きなアニオリです。

35.出会った場所で

 犬夜叉のテーマアレンジ。前半はわりと控えめな、高く細い笛がゆっくり音を繋いでいき、1:47からドーン…と一気に重い音を響かせてきます。
 この大らかなで、やや抑え気味な音の変化が感情というより景色の曲というイメージです。「宿命の旅へ」と印象が似てるかも。

〇73話 紫織母子とアイツの気持ち 19:03
紫織「あれは…うちがやったんじゃない」
 母娘が寄り添い、海から昇る朝日を見つめる。セリフは多くありませんが、絆を確かめ合った二人はこれから支えあって強く生きていく、ということを信じさせるシーンです。あと犬夜叉で海って結構レアだなあと思ったのでセレクト。基本的に舞台は山か荒野ですよね。ラスボスの髪はワカメだけどね。

36.想いの果てに 

エモーショナル…エモーショナル…!!そうか音にこもった感情ってこういうことなのか…と圧倒される曲です。
ピアノってすごい。ヴァイオリンってすごい…かごめの心がまるごと詰まっていて、1分ちょいなのが信じられません。

〇151話  かごめ 本能の選択 13:23
かごめ「頑張れるはずよ。あなただって、犬夜叉に、会いたいでしょ!」
 桔梗を癒すかごめ。ここの声の力強さが凄く好きです。こうやって励まされたい…相手を信じてるがゆえの強い響き、叱咤が格好いいです。

37.唸れ!鉄砕牙

犬夜叉のテーマアレンジですが、これまでより「重さ」「力強さ」を強調し、かつ何となく淡白というか、低い音が中心であまり感情を盛り上げる系ではないな…?と感じます。タイトルも「鉄砕牙」ですし、犬夜叉というより刀の曲なのか。
使用シーンは…見つけられずです…!射貫け破魔矢、とセット的な印象を受けます。

38.想いの果てにⅡ

「想いの果てに」と旋律は同じですが、おっとり穏やか。優しいハープの音が深いです。低めの音が、46秒あたりから高く可愛らしい響きになり、あーかごめってこんな感じ…です。

〇166,7話 二人の絆 四魂のかけらを使え! 43:13
かごめ「あの時…何か嬉しかったんだ。犬夜叉の側に居られてよかった」
犬夜叉(俺もだ。お前が側に居てくれて…よかった)
 すっかり素直になった二人(犬夜叉はモノローグだけど)。本人たちもですが、視聴者的にも安心感が凄く、やっぱり二人で主人公だと思います。犬夜叉の「よかった」がとても温かくて、幸せです。ありがとう。
最後のエンディングが初代My willなのも素敵です。配信サイトでも流れるし。