1.半妖犬夜叉
冒頭10秒、ドロドロドロ…と来る密度が凄い。和楽器の圧が凄い。
その後も沢山の楽器が入れ替わり立ち代わりスピーディーに、ストリングス、吹奏楽器、太鼓、シンバル…血沸き肉躍るとはこのことかと、何十年経ってもテンションぶちあがりです。好き。長さが1分14秒というのが信じられない密度。
でも主旋律は少し切なく、明るい一辺倒ではないですね。犬夜叉というキャラクター、そして作品の複雑さを思います。好き。
使用シーン:13話 19:36
犬夜叉「終わったんだよ、朔の夜は!」
犬夜叉のテーマであり、作品全体の顔でもあります。
意味が重すぎて逆に本編ではおいそれと使えないのでは、探せるかこれと実際ツイッター投稿初日から難儀しましたが、初めての朔の日、犬夜叉が朝日を受けて半妖に戻るというこれ以上ない場面で披露されてました。このころは奈落の気配もなく欠片をめぐって地元の親分妖怪とバトルバトルバトルでしたが、これからどうなるのだろうというワクワク感にも満ちていた、懐かしい初期の時代です。
あと結構バラエティで聴いたりしますよねこの曲。
2.時を越えて かごめ
笛の柔らかい音がメイン。少しかすれたような音が素朴で温かい、とてもリラックスする曲です。加えてハープ?がずっと後ろにいて、ポロロンという音がとても優雅でまさにヒロインのテーマ。
旋律はどこまでものびていくようで、しかし明るさだけでなく少ししんみり、ゆきのさんのかごめボイス、明るくかつ高すぎず、クリアで落ち着いた声にとてもマッチしていて、やっぱりもう一人の主人公だなあとしみじみ思います。
使用シーン:31話20:58
かごめ「いいじゃないの。今は一人じゃないんだもの」
かごめのモノローグか、彼女がメインになる会話でのバックでよく使われてました。話のスタートや締めが多いです。
この回は人間と半妖の生き方にせまる地念児のお話の最後。犬夜叉の半生という重い会話でも、かごめは朗らかで普段と変わらない声色。包容力に溢れる彼女らしいシーンです。
3.宿命の旅へ
重たいドドドドーン…からスタート。
かなりスローな、犬夜叉のテーマのアレンジだったのかと大人になって気が付いた。同じ旋律だ!となる時がサントラを追う時の醍醐味ですね。
低い楽器をメインに構成されてるので、雄大な、人知を超えた何かを前にした曲…という印象です。後半から入ってくる三味線?に戦国の世を感じます。和楽器いいですねえ。
使用シーン:48話 13:24
かごめ「五百年前に、あたし、ここで初めて犬夜叉に会ったんだ」
かごめが今の自分のまま犬夜叉とその世界に寄り添うことを決めた、物語としての区切りの場面なので「宿命の旅」に。
中学生の恋心のバックとしては重たい曲ですが、時を越えた恋、絆の始まりを語るにはぴったりです。最後に犬夜叉が「かごめは俺に会うために生まれてきてくれた」と受け止めるのですよね。ロングパス。
4.四魂の玉を狙う魑魅魍魎(前半)
タイトル通りおどろおどろしいホラー曲ですが、メインの笛の重なりが美しく、どことなく優雅でもある印象です。
楽器たちが、まるで聞き手が罠にかかるのを今か今かと待っているような、特にずっと同じ音で響いてる低いピアノに不安を煽られます。ラストの不協和音がまた怖い…。
使用シーン:30話 12:49
奈落「四魂の玉は、穢れていてこそ…美しい」
瀕死の珊瑚に、琥珀を斬るよう甘く誘う奈落のシーン。ねっとりと諭すような、これぞ美形悪役の声ですわ。甘い。ただまだ借り物感があるというか、後々の奈落と比べるとどこか初々しいというか、あんま偉そうじゃない。
この時の玉が穢れるよう仕向けるのはアニオリですが、曲名らしい行為なので。
4.四魂の玉を狙う魑魅魍魎(後半)
前半とは対照的になんというか現代的な、スピーディーな曲。とても高いヒステリック手前の女性のコーラスが特徴的です。後ろは電子音?が忙しなく鳴り、ぐわんぐわんと低い音もする…。
とにかく状況を打破しようと足掻いているのだけど、結局ぐるぐる同じところを回ってるような、酔ってしまいそうな曲です。
使用シーン:23話 10:10
桔梗「仇など討ったところで、この身は生き返りはしない」
この時の桔梗の心にあるのは、願うのは犬夜叉だけ、自分を殺した仇にも興味はない。自分は死人と一線を引く、このわずかに震えた声には逆らえない…。
曲名とは離れますが、荒れてた頃でも桔梗の戦いを厭う本質と、賢さと、倫理観が見えるので選択。