犬夜叉サントラ(2005年音楽撰集)5

バトルバトルバトル!息もつかせぬ6連続、目まぐるしく変わる状況をお見逃…お聞き逃しになりませんように!

14.奈落の野望

 第一印象「偉くなったのう」。元のテーマの陰湿さ、ぞぞっとする印象を脱ぎ捨て、華やかなオーケストラで圧をかけてきました。クッソ偉そう。
 進行自体はスローになったところも奈落の余裕を表現してますね。ドーンドーンとふんだんに入る打楽器が地力の上昇を感じさせます。それにつけても偉そう。森川ボイスも傲岸さを前面に出してくるようになりほんと偉そう。

〇123話 暗闇の先に新生奈落 12:13
セリフなし でもサブタイがこれですから。
 白霊山ラスト、七人隊も退場、そして長らくお休みだった奈落の変身シーンです。細かい。うねる髪もすごい。アングルを変えたりシルエット処理だったり、手間がすごい。最後のギョロッと動く目の有機的なこと…こっわ。きっも。
 とはいえきっちり強化済み結界の中に入ってるあたり、小心者なとこは全然変わっておらず清々しい。お前のそういうとこほんとウザかったよ(怨念)。結局この形態が一番長かったですかね。

15.風穴 前半

 メロディアス、とはちょっと離れたような、打楽器メインのプリミティブな響き(カタカナの意味はふわっと使っています)。
 うめき声の様なコーラス?うぞうぞとした音…が不気味ですが、それを断ち切るような凛としたハッという声、そして軽快な打楽器がかっこいい。何よりシャラーン…がとても清浄な響き。
 呪いのおぞましさとそれを制御する弥勒の法力、両方を感じさせる力強く不思議な曲です。

〇118話 白霊山の奥の奥 9:12
弥勒「珊瑚…すまん…」
 まさかまさかの白霊山大告白。いやもちろん先に原作で告白回があるのは知ってはいましたが、まさか弥勒のなかで珊瑚への想いがここまで育っていたとは。七夕なのもロマンチックです。当時のミロサニスト様達のスタンバイっぷりが瞼の裏に鮮やかに蘇ります。
 私も普段3倍のvideo8を標準で録画し擦り切れるほど見ました。毒を吸った身で珊瑚と飛来骨を抱え進む弥勒、ちょっと荒々しいところも含め、真面目な彼は直視できないレベルでカッコいい。
 しかし大告白を聞いちゃっても平然としてる神楽が凄いというか…気まずいから聞かなかったことにしたんでしょうか。近くに琥珀もいたことだし、まだ若いのに大人ですね。

15.風穴 後半

弥勒のバトル曲。おっとりした彼のテーマ「不良法師 弥勒」とは一転しこれはアツい!勇ましい吹奏楽、打楽器と何より軽快な三味線?がいい。戦いでもいつも自然体、冷静に気負いすぎず有象無象を制圧してしまう武闘派法師の曲です。
 そして昔辻谷さんのブログで「真面目に戦う弥勒」という曲名を見たのですが、この曲のアレンジなのかな。

〇50話 あの顔が心から消えない 10:54
弥勒「動くな神楽。このまま振り向いて、貴様を吸ってもいいんだぞ」
 我が身を省みず、風穴すら駆け引きに使う弥勒のクレバーさ。風音に負けないよう張った声は勇ましく、「いいんだぞ」からは品さえ感じます。あと風穴を開く前、錫杖を放り投げる仕草が荒々しくてちょっと意外でこれもまた素敵。基本は丁寧な動きをしてる人なのでギャップが大変良き不良法師。

16.死闘

結構よく聞く汎用バトル曲。とにかく格好いい!戦況としては対中ボスで、互角、お互い激しくやりあってる感じです。
だんだん速く高くなっていくストリングスに手に汗握りますし、19秒、34秒あたりで入る低く響く打楽器がいいです。ドタドタッとした流れが好みで、心をアツくしてくれる。

25話 奈落の謀略を打ち破れ! 10:32
珊瑚「ふん、お前みたいな耳をしてるやつは、だいたい臭いに弱いんだ」

 復讐鬼状態の珊瑚ですが仕事を運ぶ上での冷静な面も残っており、技術と知識を駆使してきます。奈落も怪しいけどもう引き返せない、焦ったり怒ったりすると中途半端に視野が狭くなるあたり、確かにそういうこともあるわよねとすごくリアル。激しい怒りと疲労で濁ってはいるのですが、ちょっと得意げなこの声が問答無用で格好いい。
 最後の妖怪退治屋、最後の仕事のつもりだった珊瑚。そうならなくて本当に良かった。

17.大反撃 

 前曲からはテイスト変更、明るい!速い!なバトル曲。
 低めの楽器も力強く、音がパンと弾けてぐいぐい引っ張っていくような印象です。犬夜叉のテーマに似てる感じもして、それより力強さを強調してるように聞こえます。25秒あたりに入るカーン?ビヨーン?が合わさったような不思議な音が好きです。なんて楽器でしょうか。

〇27話 水神が支配する闇の湖 18:46
太郎丸「俺は名主の子。今村を救わねば、ニセ水神に食われた仲間に合わせる顔がねえ!」
 犬夜叉の魅力は1話限りのゲスト達の力も大きいと思います。引き立て役ではなく、彼らなりに生きて犬夜叉たちと関わってる。ただの人間でも子供でも卑屈にならずできることを探す姿は美しい。特にここは太郎丸にとってまさに大反撃の見せ場でした。
 それに応える一行、珊瑚との初めての共闘も力強く見惚れます。

18.窮地 

 これまた変わって状況一気に悪化です。犬夜叉のテーマアレンジだとこれははっきりわかります。が、出だしからこれはまずい状況だ感がすごい。美しいですが、弦楽器がとても重いんです。
 楽器たちが力を振り絞ってるようで、それに合わせ犬夜叉の呻き声が聞こえるよう。終わり方もジャーン…と壮大で、いやどうすんのこれ。どうやって解決すんの。

〇19話 帰れ、かごめ! お前の時代に 8:50
犬夜叉「振らせるか!」

 かごめたちを逃がすためのため単身殺生丸に組み付く犬夜叉。なんという強さと優しさ。ボロボロで必死な犬夜叉とは対照的に、冷たい美貌はそのままな殺生丸。そしてここからお腹をぶすっと。
 予告の段階でこのカットは「?」でしたが、いざ放送を見たら「手が!?手がお腹から!お腹から手が!」と心底驚いた。ゴールデンタイムやぞ。月曜19時やぞ。
 それにしてもこの奈落相手に「よきかな」的なムーブしてたの、その後ちょっかいかけられまくったのはとは別枠で、お義兄さん的にはマジ黒歴史でしょうね。

19.疾風の如く

 三味線!三味線!とにかく三味線!!!うちわに三味線と書いて振りまくりたいかっこよさ…好き…。
 犬夜叉のテーマアレンジで、より軽快さが増してます。冒頭ヴァイオリンでのタメの疾走感が凄い。
 風の傷習得後の犬夜叉にぴったりの力強さと爽快さです。確かゲーム(呪詛の仮面)のOPもこの曲でしたね。インタバールでは珊瑚ちゃんのストーカーやってました。ごめん法師。

〇166,7話 二人の絆 四魂のかけらを使え! 40:56
犬夜叉「金剛槍破!」
 鬼の腹からの脱出。無印最終回。「最後」の叫びはまさに腹の底からで、これぞ犬夜叉!主人公!戦国御伽草子!この前2週での原作消化がものすごいスピードで、すべてはこの1時間のためだったんだなあ。
 ここから完結編まで5年、正直なことを言えば諦めていました。ひねくれものなので、また会えると信じ切れていませんでした。そんな私ですがやっぱりアニメ犬夜叉が大好きです。「ずっと待っていた」と今は自分を認めてあげようと思います。
 そして記憶より鬼の顔が濃かった。誰の趣味ですかね。奈落はつるっとした顔がタイプっぽいですけど(分身の外見はある程度選べると思ってる)白童子作の魍魎丸はちょっと濃いので、白童子かな。