十鬼のリリースにより、めでたく女子鬼ーズに二人仲間が加わり、二人とも髪結い上げ系女子でした。女子の髪型でガッツリ髷を作るのって江戸スタートしてからが本番な気がするけどどうだったっけ、が今回の思考の流れです。

雪奈ちゃん研究。顔つきは眼も切れ長でクールビューティー寄り。性格はと言うと、真面目が突き抜けて堅物なだけであって、クールではない。千鶴ちゃんは真面目なのは大前提ながら柔軟性(「そういうものかな」メンタル)が目立つ。立場(頭領/居候)の違いも大きそうです。

1.女性陣

 雪奈ちゃんは基本はだいぶ長い後ろ髪をぐっと結い上げ、サイドは三つ編み。いいですね三つ編み!!!ひとまとめの後ろ髪は和紙で包んでいるようです。あ~神秘的。巫女さんみたい。好き。でもこれどうやって後頭部に固定されてるんだ…?見えないだけでピンがあるのか…?

 「年頃の女子にしては」という前置き付きではありますが、千羽様の「またそんな恰好で~」から察するに鬼の女子では彼女の髪型はわりと地味寄りなのかな。着飾らせたい千羽様とのギリギリの妥協点なのか。

 一方の千羽様は日本髪と編み込みの融合という形ではあー!好きぃ!!!簪が左右非対称なのがいいですね。向かって左は鬼灯を模したものという重い意味があり、右の短冊(とする)は願いを託す七夕、夢で見たことが現実に起こる八瀬姫の能力を想起させます。

 この時代、武家では肖像画が残ってる女性も束髪、「黒髪ストレート長髪」が美の基準なので、髪を編んで(重要)飾る文化は鬼独自っぽいですね。とはいえどこの里でも生存のため頭領以外の鬼さんはわりと人間に溶け込んで交流してるらしいので(八瀬家すら)、人間と相対するメンバーの外見・つまり人間の流行を押さえた髪型をキープするのは下っ端層な鬼の役目、頭領クラスはあえて人間とは違う髪型でいることが「里の中での地位の高さ=鬼らしさ」を見せる一つの演出だと嬉しいな。そういうフィルターを通すと千羽様が雪奈ちゃんに口を酸っぱくして世話を焼くのも情愛とは別の実利的なファクター、雪奈ちゃんが頭領として認められるための武器が少しでも多くあってほしい、という切実さが感じられますね。妄想です。

 …とか色々書きましたが、人間最高位の家康、堅物オブ堅物な石田のみっちゃんがオールバックな時点で髪型と地位の関連性は成り立たない気がしてきたな!人間女子もキラキラ結い上げてるかもな!!!で、でも元康は…俺たちの元康は髷を結ってるから…!(なお浅井三姉妹は葵徳川三代が一番好き。「こうして3人揃うのは、何年ぶりであったかいのう」が好き。「懐かしや、お江!」と駆け込んでくる初様が好き。感極まったお江様が好き。岩下志麻好き。)

23年10月お千ちゃん。ショールと髪に熱意100%。目の色(紫がかった赤)はやっぱり面影が。

 ちなみにお千ちゃんの髪型は長さのバランスをキープするのがすんげえ難しいやろなあと実は毎度思っている。ちょいハネてるし。華美ではないと見せて相当手間がかかっとるで。日ごろの丁寧さが問われる。250年の間に八瀬のトレンドもだいぶ変わった…人間寄りになったんですね。

2.メンズ

冠…お爺ちゃんズ。そういえばみんな烏帽子に日よけ的な覆いがついてますね。日本の鬼さんは年齢を重ねると日光に弱くなる疑惑…???

短髪…千岳、千歳、千耶、秀

長髪…秦・八千代・千鬼丸(鎖骨まで行けばロング枠

 こうしてみると厳密な十鬼衆の中では長髪を見せつける男性は秦だけか。この時代は短髪が主流なのかな(クソ雑まとめ)。因縁ある秦・八千代はシルエットの類似も狙ったのかもしれない。

 ほかメタ的に考えるなら第2形態でのギャップを狙う意味では普段の髪型はショートな方が映えるから、という意図と思われます(これは洋装断髪に至った薄桜鬼とは真逆)。いつもはぴょんぴょん髪なメンバーも、ロングになると重みでそこそこ真っすぐになるのを実感するのが好き。こんなふうに不思議パワーで伸びるのもいいのですが(仲間・ハートキャッチのいちゅき)、そうでなくても普段ぎちっと結い上げてる髪がほどけてロングを見せつける展開はアニメならではの映えですね。恋次VS白哉戦終盤で恋次の髪が解けた姿は色気が衝撃的でした。あ、伊藤健太郎ボイスだ。

 あとはやっぱりアドゥレセンス黙示録のウテナ髪ぶわーですよねえ。編み込みが解けると微妙に跡がついてウェーブになるからね、それもいいよね。デオン/リアの切り替えに利用してるシュヴァリエの割り切りっぷりも好き。

(おまけ)

女子断髪禁止令にかこつけて帰国を先延ばしする坂本さん概念。ただ千鶴さんは「お上の言うことを守る」のハードルがバグっているのであった。法が怖くてルート完走できるかよ。

1872年、女子断髪禁止令なんてのが出てたらしい。なんと驚いた…坂本ルート千鶴さん帰りにくいじゃん!もうちょい調べたら女子束髪会なる会もできて束髪への移行、そしてモガへつながっていく流れだったんですね。この法令がいつ廃止されたのかは調べきれませんでしたが、歴史ありですなあ。