主人公がほーこ様ということでずっと気になっていたゲーム「悪魔城ドラキュラ 奪われた刻印」。DS持ってないしなあ、と無念がっていましたが2024年にswitch移植版がダウンロードで発売と相成りました。しかも!セール!ほかのシリーズと合わせてまさかの2000円台!うおーちょろっとゆるっとプレイしてくか!という舐めくさった気持ちをたたき折ってくる難しさ!!!でも楽しい!!!そんなアクション音痴モンスターの手記です。

・シャノア
主人公。黒髪超ロング(ドット絵では茶髪に見えるのが)のお嬢さん。低く硬質な凛とした声…好きだ…。吸血鬼退治のお役目を背負っているのですが、切り札継承の儀式を兄弟子アルバス氏に邪魔され技も記憶も感情も失うという大変ヘヴィな状況。ただその前から真面目で芯が強いことはかわらないようでギャップはないです。とにかく今はアルバス氏を追わねばならぬのだが、プレイヤーが猪突猛進しか知らない悲しい生き物のため、とにかく死にまくるしジャンプはミスるしグリフの吸収は間に合わない。ここの演出がドット絵なのにこわい…そんな細かく血しぶき飛ばす…?特にカニ戦では本当に申し訳ないことをした。今日も今日とてレベリングと金策にいそしむ苦労人。がんばれ、みんな君の頑張りを見ているよ!実際村人のミッションをこなすことでゲットする諸々の装備やアイテムがなければ詰みなので、みんなで勝利をつかみに行っている感じですね。いい話だ。シャノアが感情を失ったせいで事務的にならざるをえず、一方で村人がひたすら自由(後述)なのでいっそう「結果的な協力」が映えます。
・アルバス
兄弟子。突然暴虐の限りを尽くしてシャノアさんの戦闘スキルをズタボロにして行った。ははーん?妹弟子にお株を奪われた嫉妬か?こいつがボスか?と思わせてなんだかシャノアさんを心配するそぶりだったり安心させようとしたり村人から「いい男」「何かを成し遂げようとしている男の目」などと評される。エンディングまで見るとお前ホンマ…やってくれたよ…やってくれたよ!!!ただ一言だけいいですか、風グリフとるのに何十回と挑戦したりシャノアさんの動きがへっぽこなのはワイの腕のせいです。シャノアさんは悪くありません。君からもらったグリフは最後の最後まで大活躍してくれました。ありがとう。
・バーロウ
所属組織・エクレシアの創始者。ドラキュラ伯爵の復活を憂い孤児を育てて戦士にするという一歩間違えば即効「あんたさては悪いやつやな?」を疑われるポジながらその落ち着いたたたずまいで「なんか普通の上司っぽい」「厳しくも優しさが光るタイプ」で中盤まで走り抜けたおじいちゃん。本性を現してから?一つ嵌れば回避不可能なコンボにものの見事にはまること3回(へっぽこ弟子)。しかしグリフという技術を編み出したのもさることながら、子供のころから引き取った弟子二人ともが強く賢く優しく互いを思いあう聖人に育ち、育成スキルがすごい。奪われた刻印は終わっても復活し続けるドラキュラ伯爵を一時的に再封印したにすぎず人間の戦いは続くということらしく、全く闇落ちしたのが残念でならない傑物。
ちなみにクリア後ハードモードでもスタート直後にチュートリアルをしてくれるのだが、相手としてバーロウが召喚したのは、図鑑No40の骨を複数。シャノアさんのHPは126。敵からのダメージは78。シャノアさんが敵に与えるダメージは7です。
物事には限度ってもんがあるでしょおじいちゃん!!!!!
・村人
肝が太すぎる連中。みんな一応恩人のシャノアさんに対して全然遠慮がなく、星5アイテムを取ってこいとかクッソ強敵を倒してこいとか遊びに付き合えとかまあいろいろ頼んでくる。特に薬師お前プレゼントするって言ってたよな?まあ結局撤回して売るのはともかくそのエクスポーションの値付けは面の皮がてつのこうせきなのか?金運を限界まで底上げして最終ダンジョンに入ってもなかなかそこまで稼げんぞ???アーフェン(オクトパストラベラー)の爪の垢をそのまま飲め。確かに救出も所属組織の後始末の一環なんで…そんないうほど感謝してもらうことじゃないんだけど…それでもお前はしっくりこないぞ。神父様にチクらないシャノアさんの寛大さに涙するんだな!
特に思い出深いミッションはカメラによる撮影。お、日上山で鳴らした腕を見せてやるぜ!と意気込んだものの、あの霊たちは基本的に正面から来てくれるのを忘れていたポンコツカメラマン、被写体モンスターが素早すぎ攻撃力ありすぎのため無事にリトライを繰り返す。動きを止めるグリフの存在を思い出さなければただ十字キー連打マンで終わるところだった。チュパカブラなんやねんお前、最終ダンジョンの住人が何でこんな中盤の山におるんや。というかお前20世紀末に南米で目撃ってwikiに書いてあったけどなんで19世紀初頭のヨーロッパにいるんです?最初の目撃が「吸血鬼の辞典」の刊行後なんですが?なおこの記者さん結構気前がいいです。羽振りがよろしい出版社なようで何より。
ほかほっこり話としては兄妹とネコちゃんの絆、渋い鍛冶師のおっちゃん、そして謎の強キャラマダムの思い出をたどる旅。最後に絵をプレゼントした後の「あなたは私、私はあなたという友を得た」「ケーキを食べにいらっしゃい」はじんときましたね。アルバスの思い出をケーキを食べながら共有しあってほしい。