NOIR ORIGINAL SOUNDTRACKⅡ(11-15)

どちらかといえば落ち着き気味に迫ってくる曲が多いサントラ中盤。比べてきくとⅠはけっこう華やかな曲が多かったですね。

11.power-hungry

 重い…!低めの楽器たちがゆっくり迫ってきて、これはただ事ではない気配がすごい。定期的にやってくる電子音も恐い。明らかに危ないのは分かっている、でも身動きが取れない…そんなイメージです。
 最後の最後、2:09でパーンと入る音もまるで銃声のように聞こえます。不穏。闇の中。

〇6話 迷い猫 17:26-19:36
 雪に埋もれた真相、でもこれですらまだその一部に過ぎないのでしょう。過去を求めて彷徨う少女が、過去に歴史に縛られた老人の「待ち続ける生活」を終わらせる。ここの「やるわ」が強いのに柔らかく可憐で…。
 ミレイユもあえて「真実」から距離を置いた口調ですが、彼女だって全く他人事じゃないのを分かっている…何が原因で何が結果か、すごい構成の回です…。

12.black is black

 お香の匂いがしませんか。シャンシャンと響く鈴にどこか親しみを感じる、他の曲とは一転してアジアンテイスト。南国の柔らかな密度。
 繰り返しの要素が多いですが飽きさせず逆に際立った存在感を放っていて、いつの間にかしっかり聴いてしまう曲。長い階段もこの曲と一緒なら疲れな…いやなっが!階段なっが!!!どっかにエレベーターかエスカレータくれ!!拙者初めて屋外のエスカレーター見たときはぶったまげました。管理できるんだ…。

〇15話 冷眼殺手 acteⅠ 20:31-22:17 16話 冷眼殺手 acte Ⅱ 2:16-3:51
 これほど時間と空間と音楽が2話で連続してる構成はかなりレアなので2話ご紹介。リアタイしてみたかった。
 ハスキーな低音で魅せてくるシャオリー、戦法はわりとえげつないですが、あそこまで接近しないといけない人なので搦め手もたしかに発達しますわな。お互いを自然と案じるようになっていたミレイユと霧香、クロエの謎の行動。中盤のクライマックス回、みどころいっぱいです。

13.canta per me Ⅱ

 canta per meのアレンジ。激しいギターとメインボーカルの代わりに滑らかなヴァイオリンとチェロ…ピコピコ電子との調和も素敵…。
1:25からのアレンジが特に好きです。原曲から一歩踏み出したようで…全体としては確かにcanta per meですが、いざ聴くと意外と違うような、もう少し前向きなような。不思議な気持ちになります。

14.at dusk

 癒しの夕暮れ。滑らかな指先、風にひるがえるレースのカーテンすら見えるようです。
ゆったりとしたテンポ、中くらいの音域、一歩引いて見守るような大人のオーラを感じます。オデットに弾いて欲しいのですよね…そして母のピアノで微睡むミレイユを見たい…。

15.premonition

 人生いい方向に「予感」が働くことってあんまないような気がする、それはノワールさんたちも同じのようです。無念。
 ゆっくりとしたピアノから始まり、33秒あたりから入るヴァイオリンとチェロも美しい。でもどこか居心地が悪く落ち着かない…ざわざわと背筋が泡立つような…1:47からの「正体現したな?」感、やけに楽しそう。

〇20話 罪の中の罪 19:51-22:21
霧香の顔がえらいことになって…るんですがそれどころではないクロエからのプレゼント。うん、視聴者も薄々そうじゃないかな…と思ってた真実をバッチリ描写してさあ次週。
 一瞬の無音、ここから3人娘が吐息だけでお芝居するのが、それぞれ個性が出てて…すごく好きですこの間。唖然とするミレイユ、弾む心をこらえきれないクロエ、そして霧香は絶望。