サントラⅡ、出だしから怒涛のクライマックス。
1.le grand retour
すごい曲が始まった(語彙)。遥か過去からの大きなうねりに流される1部、「足元の理不尽を見ろ」と言うような低いコーラスと現代を象徴するギターにリードされた2部、それを受け入れた上でもう一度世界に向き合えと促す、1部に近いけれど違う3部。これぞ大いなる回帰。すごい曲。時間も6分超と最長。さすがにフル使用はなかったと思います。これがBGMなのか。
〇26話 誕生 12:10-16;58
最終回Bパート。慈母アルテナの原点、見てきた地獄、理想、そして彼女を救うもの、求めたもの。あまりのオーラにくぎ付けです。
この圧倒的な魂から発せられる問いかけに「ノワール」の二人はどう答えを出すのか。霧香が求め、たどり着いた自分とは何か。すべてはこの瞬間のため、26話。あまりにもこの曲のうねりが合う。
2.secret game
これまでのボーカル曲は「救いを求める」歌詞でしたが、これはもう…あまりに純粋な「あなたが大好き」に溢れてる。”the sun you see is me”と”I give you all the stars I see”が特に好きです。「あなたには私だけ」という、ある種の幼さ。あどけなさ。無垢な独占欲と愛。
でもメロディは荘厳で声も大人のソプラノという、ちぐはぐな響きにしびれます。鐘を鳴らしたい…。
〇25話 業火の淵 3:43-7:22
何から何まで美しいみそぎ。柔らかな光に満ちた泉…朽ちた真っ白な遺跡…優しい緑…何より輝くのは純粋なクロエの夢…思慕の情…。もう無理。直視できない。もちろん曲はノーカット。ここからcanta per meにつなぐ間も最高。
「クロエという名の愛 最後の試練 地獄の炎に晒されて」予告以上に何も言えない(血涙)。三部作の予告、ノワールは文字あり声無し、マドラックスが意味深なモノローグ、エル・カザドがカットのみとそれぞれが独自の演出としてマッチしてましたね。好き。
3.fake garden
休憩です!!
1曲目、2曲目のハイカロリーに圧倒された耳をマイペースに癒してくれるラテンでダウナーな3曲目。神構成。ローテンションに救われる。
ちょっと低い滑らかなヴァイオリン、何となく歌ってるような感じに聞こえます。2:01という短めな曲ですが存在感が凄い。
使ってない…と…思われます。古風な響きで、銃よりナイフが似合う印象です。ぽやんとしたわりに主張も強いので日常の街中はちょっと違うような…出張向きなような…。
とりあえず霧香にこの曲に合わせて手拍子してほしいのです。無表情で。ミレイユが横で見てる。公爵がニャーした時の目で。
4.les soldats Ⅱ
タイトルの通りles soldatsのアレンジ。低く低くチェロにリードされたメロディが重い。コーラスも重い。ズゴゴゴゴと扉を開けてる感じ。”les soldats”にあった現代風な激しさはなく、同時に宗教音楽的な荘厳さも薄れ、昔ながらの冷徹な秘密結社(実も蓋もない)として統制が取れていて端正な美しさを感じます。凄く知的な陰謀を巡らせてそうな曲。
〇20話 罪の中の罪 12:19-14:37
うきうきクロエと彼女を見送る慈母アルテナin青空冴えわたる荘園、ミレイユの皮肉めいた口調、目を合わせられずひたすら沈んだ霧香in凍える月明かり、「憂いています」を絵にかいたようなソルダの偉い人inなんかすごい部屋。
場所も時間も離れている3つのシーン、3つの葛藤を滑らかにつなぐ低音が美しい。いよいよパリに迫ってきた「真実」は、はい、タイトルの通り。「どこかに普通の自分がいると思いたかった」けれど…。
5.in memory of you
あーもうタイトルからもう切ない。最初はゆったりずっしりと進むので、つられて溜息をついてしまいそうな程にひたすら胸が苦しい2:22…そこでいったん無音で切った後、ぶわっと音が感情と一緒にあふれ出す展開。やられた。
激しいギターの響きと踊るようなアコーディオン…この感情と絆は真実…。
〇23話 残花有情 12:41-16:31
戸惑いと怯え、喜びと感謝、そしてちょっとの決まりの悪さ、はにかむような。霧香らしく微かな幅のなかで複雑に揺れるモノローグと曲の調和がもう。
記憶がなくても決断を重ね「自分」を築いていった霧香。たどたどしい言葉ですが精一杯運命に抗った告白…こんなに成長していたんですね霧香。待ち合わせ場所の重々しいお城も素敵。