TOP3編 圧倒的危険人物。お巡りさん!!お巡りさん捕まえて下さい!!お巡りさんが誰だか分からない混沌これが幕末!
無限の可能性を持つパパ・雪村綱道氏の積極性、実行力、気遣い、社交性、柔軟性、パワーを5点満点評価しています。
3位.坂本ルート

積極性3、実行力4、気遣い3、社交性5、柔軟性5、パワー1(total 21)
あまり悪い顔を見せず(立ち絵的な意味で)、説明もちゃんとしようと試みており、いうなればコミュニケーション巧者。でも雪村の里での兄妹の葛藤という非常に大事な場面であっさりノーコメで帰るので、感情で動いているようには到底見えない。いやそこで帰るか普通。なんか言うやろ。それどころか全く自分のことを語らないので、ほんとは何がしたかったのか、ここまで何をしてきたのか一切謎なままである。一応自分の意志で動いているのは確かなので、積極性はそれなりに評価したい。
特徴としては、珍しいことに羅刹の戦闘能力をそこまで誇らない点があげられる。立ち回りとしても千鶴はあくまで説得しようとする、人間を羅刹にした後も復讐心を煽り上手く操縦する、と物理でごり押すよりメンタル面を重視して動いている。こんなパパもいたのか。もっともその分物理の評点は低くしたけど。
羅刹はあくまで雪村家を再興させるための道具であり特別な思い入れはなさそうで、終始冷静さをキープした。この状況でそれができるのが一番ヤバいのかもしれない。
2位.劇場版ルート

積極性5、実行力5、気遣い2、社交性4、柔軟性3、パワー3(total 22)
「新政府の一部となる」という具体的で実現可能な野望、順調に達成する手腕と有能さが際立つ。本家を滅ぼし千鶴を研究に使いながら、ギリギリまで彼女と薫(と観客)に本性を隠しとおし、形勢不利と見るやノータイムで暴力(銃)に踏み切るノンブレーキ野郎。なお表情は割と柔らかい。
その辣腕ぶりの一方で千鶴への手紙は早々に途絶えたり(最速疑惑がある)、緊急連絡先(松本)を伝えていなかったり、伏見でバッサリ彼女の懇願を切り捨て二本松では板敷の牢屋に直に放り込んだりと扱いが雑。TV版ではめっちゃいい布団に寝かせてたのに。
その千鶴も綱道がちゃんと手紙を返してくれるよう「約束ね」と念を押さない上に旅立ちも後ろ倒しになってるので、そもそも娘からの基礎好感度が低かったのでは、行方不明になる前も好きに飛び回ってたんじゃないのか…という疑いは免れ得ない。他にも山南の本来の目的に嵌って羅刹隊を消耗したりと、猪突猛進というか、結局のところ雑。風間に慌てていたので想定外の事態には弱いのかもしれない。
面白いのが彼の退場後のシーンでも新政府の兵卒がほとんど羅刹で出演した結果、本人がいなくても羅刹部隊は回る態勢を整えていた、となってしまったこと。メディアがバフになった男。雑なりに引継ぎとかちゃんとしてるタイプだったんだね。偉いぞ。
1位.山崎ルート

積極性4、実行力4、気遣い2、社交性3、柔軟性5、パワー5(total 23)
やたら強い(物理)。精神的にも新選組を釣るために近藤を餌にするという悪辣さ、また幼いころから千鶴を使って、しかも毒を盛って実験していたと自白した。よく考えたらその場で言う必要は全くないし何なら騙しとおせただろうに、よっぽど話したかったのだろうか。人倫を鼻先で笑い飛ばす間違いなくやべー奴だが、本家滅亡にどれくらい関与したかだけなら実は不明、千鶴を手に入れたのは棚ぼたの可能性も残っている、というのは興味深い構成である。まあ間違いなく関わってるだろうけどこの企画の前提は「疑わしきは罰せず」なので評価の外です。
目的は「国の人間半分を羅刹に」「食用の人間も残す」と羅刹化したわりに妙に具体的で理性があるというか手間暇かかるプランを考えており、新政府もこんな狂犬使ってられんわ!な危険度。猫被るスキルも証明済みなのが怖い。
そんな風に暴れまわったが、最終的には彼と相対した山崎だけでなく、彼の心のよりどころとなった「人間」を認め、それでも生きている限り自分は諦めないからと己の首をはねるよう促し、鬼として風間の裁きを受けた。悪役・敵役として自分の選んだ道に対してきっちりと筋を通しており、その点はなるほどと十分に思わせる在り方である。ともあれ明治に至り、医師を免許制とし管理下に置いた新政府の方針はまことに英断と言わざるを得ない。優秀でもこんなん出てこられたらかなわんて。