ビジョンは大事だね編 自分が何をしたいのかって意外とわからないものが厄介です。「ああなりたいからこうする」が噛み合ってなかった3つのルート。
無限の可能性を持つパパ・雪村綱道氏の積極性、実行力、気遣い、社交性、柔軟性、パワーを5点満点評価しています。
8.永倉ルート

積極性3、実行力3、気遣い2、社交性2、柔軟性2、パワー5(total 17)
やたら強い(物理)。目的は「羅刹がどこまで強くなるか」という、何か果たしたいことがあるというより羅刹そのものに執着しており、発言がいちいち刺々しい。腕が良くてもあんま通いたくないタイプの医者。挙句千鶴に父と呼ばれるのは耳障りだと?CV桑島法子の「父さま」やぞ?よっしゃわかった、表出ろ。
とはいえ江戸にいた頃は千鶴を花火などイベントに連れ出す父親らしい振る舞いもしていた。彼女の扱いも風間に嫁がせ、産まれた子を羅刹にするという、あくまで彼女自身を傷つける方針ではないのが回りくどいというかなんというか。いやまメンタル的なとこは一切考慮してないしアウトの中のアウトだし結局しばいたほうがいい点は疑いを容れないが、これを風間が許すとは到底思えず、口だけだった可能性も考えられる。とにかく口が悪いのも相まって本心が見えづらい。
そんな難しいお年頃だったが、最後は千鶴に父親として慕われることに喜びを見せた。もしかしたら分家と本家という血統へのコンプレックスがこういった屈折した態度を取らせたのかもしれない。それはそれとして表出ろ。
6.風間ルート(同率)

積極性4、実行力3、気遣い2、社交性4、柔軟性3、パワー2(total 18)
唯一の自分語りが入るルート。そら君にも子供時代あるわな、そりゃそうだ。その思い出を含めて命を大切に想うからこその暴走だった…双子を助けた…薫からもちゃんと信頼を得て…彼らのことをちゃんと考えてた…と目を潤ませながら気遣い5をつけようとしたプレイヤーを「羅刹の子を産んでもらう」「そのために生まれてきた」で脱力させた男。なんですぐブリード方向に行くんですか?ガッカリだよ。信じてたのに。
危険度評価としては、まず目的は生き残り(新政府へ取り入る)と、自分たちを見捨てた西国の鬼への復讐であり、いずれもなるほど理解はできる。そしてそれを果たすための行動を追ってみれば、必要以上に手を広げることのない堅実さ、全体的に癖のない動きであり、大切な筈の千鶴へのデリカシーの無さがだけが違和感として残るが、各評点はおおむね中ほど。バランスの取れた危なさとなった。
発言した瞬間半径100メートル接近禁止なひっどい発言はあれど、雪村の一族を大切に想う気持ち自体には一貫して偽りはなく、理性も善性もそれなりに残っていた。どうしてこうなってしまったのか、どこかで違う道へ導くことはできなかったのか、という苦みこそ、鬼の頭領ルートの特徴であろう。
6.山南ルート(同率)

積極性4、実行力3、気遣い2、社交性3、柔軟性4、パワー2(total 18)
ラスボスの一翼…ではあるが、千鶴へのアプローチが消極的。本編開始前の悪行は薫の件が確定し、新選組を使った研究成果を売り飛ばし、各地の鬼の里を襲撃したのも明らかになったのだが、千鶴に対しては伏見や上野に来るよう仕向けたわけでもないし、いざ彼女を確保した白河城でも最初を除いて直接説得しに来ることもなく、基本動いてるのは薫と山南である。ええんかそれで。ついには「京に行かせなければよかった」と言ってたが、いや目的考えたらその通りとしか言いようがない。千鶴は計画の要なのに粗削りが過ぎるんよ。どうするつもりだったの、ほんと。
実験もあくまで千鶴の前向きな意志を待っており、彼の最期を踏まえれば、知らず育っていた父としての心がブレーキとなり徹底的な言動をとれなかったと受け取れる。ただ薫のメンタルを完全放置して足元をすくわれたので、結局粗忽ものなのは疑いようがない。よく考えたら「国の人間全部を羅刹にする」て目的も相当雑だし、このノリでほんとに本家滅ぼしたの?と疑心暗鬼に陥ったプレイヤーもいることだろう。
やることやってると自白した割に本編から推察される危険度が高くない結果となり、「人を評価する」「見定める」というのはいかに難しいことなのか教えてくれるルートとなった。あれ、これもしかして山南さんを理解しようとした千鶴さんの気持ちとリンクしてる?5%ぐらい。