NOIR ORIGINAL SOUNDTRACK Ⅰ(9-11)

シーンをまめてたら凄いソルダソルダソルダしてた。ソルダ成分が濃いページとなっております。ソルダに入って苗木のアルバムを編集する職に尽きたい。

9.silent pain

 ダンジョン曲、心情というより環境の曲。子供の声のようなコーラスや、脈絡のない音たちが反響しながら迫ってくるのでわりと怖い。
 ピアノの緩急にも惑わされますが、そのきれいな旋律を追いかければ、きっと何かにたどり着けると信じたい。
 長く薄暗い廊下、重い扉の向こうの非常階段が似合う。

〇5話 レ・ソルダ 12:43-14:35

 いよいよ視界に入ってきた敵、そしてミレイユが乗り越えるべき過去について、初めて相棒・霧香…まだ名前は読んでないですが…と正面から向き合う回。舞台は夜の教会、カタコンベ…雰囲気が違う。
 ミレイユの鋭い目つき、ラスト一段下がった声での「…7」が格好いい。ノワールはアクション以外のこういう駆け引きもいいんですよ!!!

10.lullaby

 優しく柔らかな伴奏とどこまでも伸びていく声…ゆったり…となっていた所に1:21からの盛り上がりが凄い。
 それがこうノスタルジックで、なんというか「嬉しい」んですよね。気になっていたあの子がいきなり手を取ってきて、フォークダンスに誘ってくれるような高揚感と淡さと切なさ。TARAKOさんがアルテナとして歌われた日本語版も優しく、でもぬくもりを乞うようで、胸を締め付けられるような切なさを感じます。
 夜、ろうそくの火を見ながら聴きたい曲。火は怖いんですけども。

〇24話 暗黒回帰 8:45-11:49
 ノワールは今はすっかり見かけなくなった(体感)全26話一挙放送。そのなかで24話ともなればそれはもう、どえらいことになっているのは言うまでもありません。荘園へようこそ。おかえりなさい。
 しかし外界の喧騒とは裏腹に、どこまでも穏やかで、淡々と状況を進めていくアルテナ。彼女の圧倒的な引力、包容力。固唾をのんで見守っていたはずの視聴者すら思わず安らいでしまいそうなシーンです。そんな「慈母」が霧香に呼び止められた時、かすかに表情を揺らします。ベッドで母から「どうしたの?」と問われたいのは彼女だったのかもしれません。

11.melodie

 涼しげな金属音が奏でる、どこか悲しげで、しかし愛らしいメロディ。オルゴールというものはどうしてこうも魅力的なんでしょう。とうっとりしてたところに鳴り響く古時計のような「ボーン」という音!一気に緊張感が走ります。
 そこから後半はメロディはそのまま現代的でどこか耳をひっかくようなヒステリックな響き。焦らせる。何かが起きている。前半後半の落差にキーンとなる曲です。

melodie(前半)
〇17話 コルシカに還る 8:49-10:09
 ミレイユ帰省回、彼女曰く「ただの墓参りよ」なのですが、予告はバッサリ「追放されし者の帰還」…もうちょっとこう、手心というか。なんというか。「故郷は遠くに在りて思うもの」という一節を思い出します。ただミレイユ自身も「帰りたくなかった」んですよね…。
 色鮮やかな地中海・コルシカを舞台にミレイユの周りだけは冷たく張りつめていて息苦しい。そうまでして掴んだ真実の一端も、あまりにむごい。そんな中で、何となくですが、今の支配者さんが一線を引きつつも気遣いを見せてたのが嬉しかったですね。ブーケの家と対立はしていても、同じコルシカの仲間、という意識があるのではないでしょうか。
 そういうわけで霧香はほぼ出番なしですが、帰ってきた相棒に熱いお茶を淹れてあげたんだと思います。次回がまた大変なことに…。

melodie(後半)
〇5話 レ・ソルダ 17:56-19:17
 ピリピリ感全開のこの曲、ミレイユが何かしらの選択を迫られるシーンが多い気がします。ここは彼女にとって序盤で最大のルート分岐ですね(主観)。自分の心に嘘をついてでも確かな手がかかりを握りしめるか、それとも。
 困難を覚悟の上で友人を思い筋を通す姿。ほぼ台詞はありませんが彼女の迷いと苦しみがこの曲とビビットな色遣いの中で余すことなく表現されていて、本当に美しい。見守る霧香の心情は分かりにくいですが、ミレイユがどんな選択をしても受け止めるよ、という気持ちだったのだと思います。